雛人形の七段飾りと三段飾りの特徴と、メリット・デメリットを紹介します。ひな祭りに雛人形を贈る方は参考にしてください。
「七段飾り」は、十五人のお人形と、お道具類が全てそろっています。段は、スチール段や高級感のある木製段があります。メリットは、人形が多く細かい道具類まで全てそろっているので、とても豪華に見えます。七段飾りは、平安時代の雅な世界がそのまま表されています。お人形や婚礼道具などの意味を、ひな祭りに子どもさんと一緒にお話したい人には最適です。豪華なので眺めるだけでも楽しめますが、子どもにとって、小さくて美しい道具は、ままごと気分で楽しめるはずですよ。
デメリットは、全てそろっているので、飾り付けをする場所と、全ての箱を収納する場所が必要になります。そのため、場所のない家庭や、忙しくて飾り付けを楽しむことができない人にはおすすめできません。また、段を組み立てるには、数人で行わないと大変です。
「三段飾り」は、一般的に、飾ったり収納したりする場所が限られている人におすすめの雛飾りです。メリットは、人形が5体と道具類も少ないので、比較的、飾り付けが簡単です。木製の段であれば、三段でも豪華で重厚感のある雛飾りに見えます。また、赤い布の「緋毛せん」のものは、素材が桐やスチールなので、飾り付けが簡単です。緋毛せんの三段飾りは、伝統的で品格のある雛飾りです。
デメリットは、小さいサイズのものなら、1人で組み立てたり飾り付けたりできますが、木製の大きいものは、重みが多少あるので、手伝ってもらう人が必要な場合もあります。