雛人形のメリット・デメリット(2)

雛人形の平飾り(親王飾り)、ガラスケース入り飾り、収納箱セットの特徴と、メリット・デメリットを紹介します。
「平飾り」は、親王だけの雛飾りです。木製の台が一般的ですが、緋毛せんと金屏風というのも気品があります。メリットは、簡単に飾り付けや収納ができ、場所も取りません。人形は親王だけなので、予算内でも高級で品の良い親王様を選択できます。また、緋毛せんを飾り台の代わりに敷いて飾れば、その分の費用を削減して、さらに高級な親王様を求めることができます。主役の親王様を重視したい人にはおすすめです。コンパクトなので、手元に一生置くことができ、いつまでも飾れます。
デメリットは、大きさやセット内容にもよりますが、親王様だけでは豪華さに欠けます。また、セットを置くための台などを用意する必要があります。
「収納箱セット」は、親王様だけのものと、三段飾りのものがあります。メリットは、収納箱が飾り台の代わりになるので、飾り付けが楽です。また、場所が確保しやすく、全てまとめて収まります。
デメリットは、コンパクトなのが特徴なので、人形などを飾る台が狭く、お雛様の華やかさがやや劣ります。また、サイズによっては、1つにまとめて飾り台を箱に収納すると、意外と重くなるのが難点です。利便性やコンパクト性を重視してこの収納箱タイプを選ぶなら、あまり大きなものは避けましょう。
「ガラスケース入り飾り」は、ケースに親王様だけが入っているものから、五人飾り、十五人飾りのセットまであります。メリットは、ケースに入っているので、ホコリが付かず、小さな子どもさんが人形を触る心配もありません。また、雛人形が固定されているので、飾り付けする手間もなく、手軽にひな祭りを楽しめます。
デメリットは、コンパクトなサイズを重視しているので、人形の造りという面では見栄えが劣ります。子どもさんと飾り付けをするのがひな祭りの楽しみ、という人には物足りないかもしれません。また、ガラスの破損に注意が必要になります。