中国でもバレンタインデーはあります。
バレンタインデーと言いますと、欧米の習慣のように感じますが、日本でもしっかりと根付いているように中国でも、みなさん楽しんでいらっしゃいます。
中国のバレンタインデーは、実は2日あります。
と、言いますのは、2月14日以外に、旧暦の七夕にあたる日を中国版バレンタインデーとして祝っているのです。
しかし、この中国版バレンタインデーは、まだ浸透してから日が浅く、本家本元の2月14日のバレンタインデーほどは賑わいを見せていないそう。
何故、中国版バレンタインデーに七夕の日を選んだかといいますと、七夕というのが、そもそも愛にまつわる伝説のある日だからでしょう。
バレンタインデーに相応しいのも頷けますね。
さらに中国では、昔からこの七夕の日を祝い、いろいろな儀式が行なわれていたそうです。
民間などでは、この日、恋人とともに、彦座と織姫座の前で願いを伝えるという風習もあるそうです。
中国での2月14日のバレンタインデーは、男性も女性もお互いにプレゼントするのが一般的です。
そして、男性からはバラの花束が、女性からは日本と同じようにチョコレートが贈られるのが定番です。
ですから、バレンタインデーが近づくと市場などではバラの花束が売られ、それを買いに来る男性やカップルで大いに賑わっているそう。
ちょうど、日本のチョコレート売り場と同じような感じなのでしょうね。
中国人男性が嘆くことに、バレンタインデーの時のバラの値段が、普段の10倍近くにまで跳ね上がるのだそうですよ。
それでも、女性に贈らなくてはならないので、どんどん売れてゆきます。
どこの国でも、好きな相手のためにプレゼントを選んだり買ったりするのは、嬉しいものですからね。