鯉のぼりのメーカーは昔から鯉のぼりを作り続けてきたところが少なくありません。
もちろん、この業界に新しく参入したメーカーもいるでしょう。
いずれにしても人気の鯉のぼりは大型ですから、かなり手作業に頼らなければなりません。
機械化したとしても、それだけの需要がないからです。
ヒレなどは手作業でミシン縫いの作業となります。
また、鯉のぼりは家紋や子どもの名前を染め込むことも一般的に行われています。
オーダーメイドの鯉のぼりが人気なのです。
時代が変わり大型の鯉のぼりは人気がないようなイメージですが、それでも日本全国ではたくさんの鯉のぼりの需要があります。
メーカーは鯉のぼりだけではなく、人形なども手掛けています。
男の子の節句と女の子の節句ですべてをそろえれば係りの金額となります。
祖父母が出しますから、両親が若くても困ることはないのでしょう。
この習慣は日本の良き伝統としていつまでも受け継がれていってほしいものです。
ただ、これから少子化に拍車がかかると言われていますから、需要が減少することが懸念されます。
メーカーの生き残りも厳しい状況になるのでしょう。
もちろん、それぞれのメーカーはこれからの市場の変化に敏感に対応していくことが求められます。
あなたの街ではどうでしょうか。
5月の鯉のぼりはどのくらい泳いでいますか。
子どもがいない地域、子どもがいても鯉のぼりを上げない地域など状況は様々です。
ただ、制作数が減少することだけは間違いありません。