鯉のぼりは何のために飾るのでしょうか。
もちろん、飾ることで直接的な利益があるわけではないでしょう。
昔から男の子が生まれて、元気良く育ってほしいと願って鯉のぼりを飾っていたのです。
その気持ちは現代も変わっていません。
子どもや孫が鯉のぼりを見て喜ぶ姿を見るだけで自分たちも嬉しくなるのです。
高齢になると何が楽しみでしょうか。
一番は孫が喜んでくれることです。
子どもはすでに大人になっており、自分たちの言うことはまったく聞いてくれないでしょう。
そこで孫を喜ばそうと考えるのです。
一般的に父親よりもおじいちゃんの方が優しいのはこのような理由なのです。
さて、鯉のぼりの話に戻りましょう。
昔から大きな竿に鯉のぼりを泳がせていたのですが、現代ではその場所も限られています。
都会ではベランダに飾ったり、ベランダがなければ部屋の中に飾ったりする鯉のぼりです。
それでも人気は高いですから、価格的にはどれもほとんど変わりません。
大きくても小さくても数万円の価格設定になっているのです。
もちろん、1年に限られた時期だけの需要ですから、製造業者もできるだけ人気を上げて高く売りたいと考えているはずです。
おじいちゃん、おばあちゃんは鯉のぼりが高価でもその役割を理解していますから、買ってしまうのでしょう。
ただ、現代はインターネットを利用した通販が主流となっています。
おじいちゃん、おばあちゃんの出番はなく、お金だけを振り込むことになります。
それでも気持ちが伝わればいいのです。